酷暑下のヘルメット装着:院長ブログ
今年の夏は本当に暑い日続きでした。不快指数もマックスでしたね。
そんな中、「頭の形が気になるけど、ヘルメットかぶせるのは拷問よね。」とお考えになったお母様、お父様も多かったのではないでしょうか。
確かに暑さと湿気は人にとってもヘルメットにとっても大敵です。
「もう少し涼しくなってから。」そうお考えの方も多いのではないでしょうか。
私は当院ウェブサイトや講演等で何度も申し上げているとおり、ヘルメット療法がすべてと考えてはいません。
早い段階から、病気の可能性をチェックし、変形の未然防止の措置を講じた上でなお、頭の形が気になる、そんなご両親のお悩みを解消する1方策がヘルメット療法だと考えています。
こちらもお読みください:当院のヘルメット治療に関する理念と思い
それを踏まえて、暑さ、湿気とヘルメット療法における相談件数ついて、当院のデータを調べてみました。
【グラフ1:気温と相談件数】
【グラフ2:湿度と相談件数】
常に100名以上のヘルメット療法対象者がいる中で、気温や湿度との相関関係はあまりない、という結果でした。分母の変動があまりない中では、むしろ2~5月あたりの相談が多いようです。
*2020年8月から2021年7月までの相談メールを月別に集計
*月平均気温・湿度の出典:気象庁ウェブサイト
ヘルメット療法のデメリットの1つとして、汗疹(あせも)やヘルメット素材に対する接触性皮膚炎のリスクがあります。
両親から受け継いだ皮膚の特徴(皮膚が強い/弱い、乾燥っぽい、アトピーなど)によっては、特別なケアが必要なお子さんもいます。
逆に、ヘルメット治療を始めてみたら、意外とすんなりかぶってくれて、取り越し苦労だった、というお子様もいらっしゃいます。
ヘルメット療法開始前には 当院の皮膚科医も交えて赤ちゃんの全身のお肌を見せていただいていますが、事前に装着後のお肌トラブルを正確に予測することは大変難しいのです。
いずれにせよ、経験上いえることは
- 気温湿度は室内空調等で一定に保たれていることが多いので、季節的な変動要因で相談件数が変化する訳ではない。
- あくまでもかぶり始めのトラブルが多い(回転する、かぶれる、赤くなる、汗をかくなど)が、装着後1か月くらいから安定期に入り、上記①の相談は減少する傾向にある。
悩んだらすぐ相談。炎症が治まるまでヘルメット装着を休む、こまめにヘルメットを洗う、保湿をする、投薬のアドバイスなど、医師を通じてアドバイスを行います。
※当院では、専用メールアドレスにてヘルメット療法を開始された患者様からのご相談を受け付けています。
※また定期的なヘルメットの調整の他、お肌トラブルなどによる臨時受診に関しても、随時受け付けています(ヘルメット療法再診)。
なお、ヘルメット装着後のメール相談費用、定期・臨時受診費用はヘルメット療法の費用に含まれているので、安心してご相談ください。
(別途保険診療が必要な場合は、患者負担分(2割または0割)を頂戴することがあります。)