夏ヘルメットのその後 -院長ブログ
夏の暑さが嘘のようにすっかり寒くなりましたね。
「最近、皮膚のご相談が減ってませんか?」
当院の皮膚科の先生から声をかけれました。
当院では、ヘルメット治療中のさまざまなお困りごとを、メールで受け付け、ご両親が安心して治療に取り組めるようにサポートしています。 汗疹や湿疹についてのご相談については、皮膚科の先生のアドバイスをいただいて返答しています。その先生が不思議に思って聞いてくれたのです。
今夏の8月と9月のメールご相談を確認してみました。
全ご相談件数 31件
赤み、皮膚のご相談 6件
8/24の院長コラムでも集計をお伝えしましたが、今年は猛暑だったにもかかわらず、皮膚トラブルが激減!とまではいきませんが、ちょっと割合が減って秋冬のご相談程度です。
お伝えしていたとおり、今年は、ヘルメット装着中の蒸れを少しでも減らせないか?と「夏ヘルメット」を始めました。
義肢装具士さんと相談して、穴の数を増やす、穴の位置を変えるなど、通気性を改善させるいろいろな工夫を行いました。
もしかしたら、その効果がでてきたのかもしれませんね。特に汗っかき赤ちゃんのお母様に喜んでいただけました。
そこで、夏用の通気性のあるヘルメットを
秋も、冬も、春も
継続することにしました。
穴の数を増やしても耐久性や機能性(形を改善させる力)には悪影響はありません。
ひとつだけデメリットがあるとすると、穴によってかわいい絵柄が元々何だったのか分からなくなるケースがあるという点です。
ペンギンさんやゾウさん柄のお顔が抜けてしまうといった難点です。
全部で約70種類ある色柄も、暖かみのあるニット帽のオーダーも出てきて、季節の変わり目を感じます。
もちろん、従来型の穴少なめ、穴普通も用意していますから、柄を選ぶ時には一緒に穴の数も選んでくださいね。