赤ちゃんの肌荒れ -皮膚科だより-

赤ちゃんの肌は弾力性があってつるんと綺麗ですよね。でも、とてもデリケートです。
厚さが薄く、特に角質層が薄いので柔らかく、防御力が弱いため外部からの刺激に弱いのです。
新陳代謝が良くとっても汗っかきなので、
夏だけでなく一年中汗疹(あせも)が良くできます。

お顔では、よだれと、拭き取りの摩擦などが原因でお口周囲が荒れてしまいます。
お股やお尻は、尿や便の刺激や、おむつによる摩擦、拭き取りの刺激などが原因でオムツ皮膚炎になりやすいだけでなく、自分の腸の中にいる細菌やカビが悪さをしていることもあります。

お母さまたちは「こどもを完璧にきれいにしておきたい」という願望が強いです。当然のことですが、、、
赤ちゃんのお肌に異変が起きると、びっくりしてすぐに小児科を受診してご相談になられると思います。そこでステロイド剤や、最近流行りのヘパリン類似物質の処方を希望される親御さんも多いと聞きます。

ちょっと待って。どちらも良く効く良い薬ですが、大人用やお兄ちゃん・お姉ちゃん用の軟膏を塗られている赤ちゃんがいてドキドキします。たくさんの添加物が入っていますし、使い方を間違えると赤くなったり、かゆみが増したりすることがあります。本当にその軟膏が必要な赤ちゃんは限られています。

乳児の肌荒れは、デリケートな状態が原因なので、毎日のスキンケアで乾燥を防いで行くことがとても大切です。

湿疹ができたら、まずはお肌を清潔にしてから、ワセリンで保湿しましょう。
数日で治るかどうか様子をみましょう。
良くならず赤ちゃんが痒がっている時は、、、皮膚科医にご相談ください。

当院の小児皮膚科では
お風呂での洗い方、おすすめの石鹸、保湿剤の種類など日常生活での注意点もお話しています。

月齢、体の部位や症状にあわせて、塗る薬を調整していきます。塗る順番や塗る頻度や量など正しい方法をお話しします。

医師もスタッフも赤ちゃんやこどもが大好きです。大泣きしても気を使わなくても大丈夫。リラックスした雰囲気の診察室でお子さんが診察を受けることができます。

治療費用の目安

小児皮膚科は保険診療で、一般的な3割負担の場合の目安は1000円から1500円ぐらいです。紹介状は不要です。

① 東京都にお住まいの方で乳児医療証をお持ちの方:
3割負担分が東京都から助成されるため、実質的な自己負担金はありません。

② 東京都以外の住所で健康保険証・医療証をお持ちの方:
健康保険自己負担分3割を一旦受付でお支払いいただき、後日管轄の市町村役所で還付請求手続きを行ってください。

健康保険証と乳幼児医療証をお忘れなく!