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こんにちは。赤ちゃんのあたまのかたちクリニック院長の高松です。
最近の外来で、「頭の形の相談のつもりで来たのに、発達の話までされて戸惑った」という反応をいただくことがあります。
この違和感は無理のないものです。保護者の方にとっては、相談したいことは「頭の形」であり、「発達」や「姿勢」の話が急に出てくると、別の話に広がったように感じられることがあります。
今回は、なぜ頭の形の診療で、向きぐせ、首の動き、体の使い方、発達の話をするのかについて、当院の考え方を整理します。
実際の診療では、次のような流れになることがあります。
このとき、保護者の方から見ると、
と受け止められることがあります。
このような受け止めが生じる背景には、診察の中で何を見ているのか、なぜそれを確認するのかが見えにくいという問題があります。
ここで最初に確認しておきたいことがあります。
頭の形の変形そのものが、発達の遅れを直接引き起こすと説明しているわけではありません。
一方で、頭の形の変化の背景には、同じ向きで寝る姿勢、首の動きにくさ、向きぐせ、姿勢の偏り、体の使い方の左右差などが関係していることがあります。
たとえば、いつも同じ方向を向いて寝ている場合、頭の同じ場所に圧がかかりやすくなります。また、首の動きや体幹の使い方に左右差があると、赤ちゃんが自分で向きを変える経験にも偏りが出ることがあります。
つまり、頭の形と発達は「頭の形が悪いから発達が遅れる」という単純な関係ではありません。むしろ、頭の形、向きぐせ、姿勢、体の使い方を、同じ赤ちゃんの状態として一緒に確認する必要がある、ということです。
当院では、頭の形を診察する際に、頭部の形だけでなく、次のような点を同時に確認しています。
これは、別途大がかりな発達検査を追加しているというより、通常の診察の中で自然に確認している内容です。
ただし、保護者の方から見ると、医師や理学療法士が赤ちゃんを抱っこしたり、寝かせたり、うつ伏せにしたりしているだけに見えることがあります。そのため、評価されている実感がないまま、結果として発達や姿勢の話が出てくる構造になりやすいのです。
頭の形の変形は、頭にかかる圧の偏りによって生じます。
しかし、その圧の偏りがなぜ続いているのかを考えると、頭だけを見ていても十分ではないことがあります。
たとえば、次のような状態があると、同じ場所に圧がかかり続けやすくなります。
このような場合、頭の形だけを評価しても、なぜその形になったのか、今後どの方向へ変化しやすいのかを十分に判断できないことがあります。
そのため当院では、頭の形の相談であっても、向きぐせ、首の動き、体の使い方、発達の経過をあわせて確認しています。
ヘルメット治療を行わない場合でも、それは「何もしない」という意味ではありません。
月齢、変形の程度、向きぐせ、首の動き、体の使い方を見ながら、経過観察、生活環境の調整、抱っこや遊び方の工夫、必要に応じた発達サポートを組み合わせて考えます。
軽度の変形で、首の動きがよく、向きぐせが少なく、月齢相応に姿勢の選択肢が増えている場合には、経過観察を中心に考えられることがあります。
一方で、向きぐせが強い、首の動きに左右差がある、うつ伏せや寝返りの経験に偏りがある、抱っこや寝姿勢でいつも同じ形になりやすい、といった場合には、家庭での対応だけでは変化が出にくいことがあります。
そのような場合に、理学療法士による評価や発達サポートが役立つことがあります。
発達サポートと聞くと、「発達に問題がある子が受けるもの」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
当院で行う発達サポートは、赤ちゃんに特別な訓練を行うというより、現在の姿勢や動きの特徴を確認し、ご家庭で無理なく続けられる対応を整理するものです。
具体的には、次のような内容を確認します。
一律に勧めるものではなく、診察で向きぐせ、首の動き、姿勢の偏り、体の使い方の左右差が目立つ場合に、選択肢としてご案内しています。
向きぐせへの対応では、睡眠中に枕やクッションで向きを固定したくなることがあります。
しかし、睡眠中に赤ちゃんの向きや姿勢を無理に固定する方法は、安全面の問題があるため、自己判断では行わないでください。
向きぐせへの対応は、起きている時間の遊び方、抱っこ、授乳姿勢、寝かせる環境の工夫を中心に考えます。
頭の形をよくしたいという気持ちがあっても、睡眠の安全性を犠牲にすることはできません。当院では、頭の形と安全な睡眠の両方を踏まえて説明しています。
一部の方から、「ヘルメットを選ばない場合に、別の形で費用が発生する提案をされているのではないか」と受け止められることがあります。
このような不安が生じる背景には、診察の中で行われている評価が見えにくいこと、発達サポートを提案する基準が十分に共有されていないことがあると考えています。
当院では、ヘルメット治療の有無とは独立して、向きぐせ、首の動き、姿勢の偏り、体の使い方の左右差などから必要と判断される場合にのみ、発達サポートを選択肢として提示しています。
提案された内容は、必ず実施しなければならないものではありません。実施しない、時期を置いて考える、家庭でできることから始める、といった選択も含めてご判断いただけます。
多くの場合、向きぐせや姿勢の偏りは、日常の姿勢や運動経験と関係して見られます。
ただし、手足の動きに明らかな左右差がある、極端な筋緊張の左右差がある、哺乳や視線の異常がある、月齢に比べて発達の遅れが大きいと考えられる場合には、頭の形の問題としてだけでなく、小児科や専門医療機関と連携して確認することがあります。
当院では、頭の形だけを切り離して見るのではなく、必要に応じて他の医療機関とも連携しながら、赤ちゃん全体の状態を確認するようにしています。
当院では、医師が診察と説明を行い、看護師、理学療法士、義肢装具士、スタッフが必要に応じて補足します。
その中で、特定の治療を繰り返し勧めたり、その場で決定を求めたりすることは行っていません。
診察後は、費用、通院距離、ご家庭の考え方、赤ちゃんの月齢や状態を踏まえて、ご自宅で検討していただくことを前提としています。
また、当院からその後の意思確認のために連絡を行うこともありません。他院での治療を選択されること、経過観察を選択されることも含めて、ご家庭の判断を尊重しています。
頭の形の診療では、頭部の形だけでなく、その背景にある向きぐせ、首の動き、姿勢、体の使い方を一緒に確認する必要があります。
これは、頭の形の変形が発達の遅れを直接引き起こすという意味ではありません。頭の形、向きぐせ、姿勢の偏り、運動経験は、同じ赤ちゃんの状態として互いに関係していることがあるため、あわせて見る必要があるということです。
ヘルメット治療を選ぶ場合も、選ばない場合も、赤ちゃんの状態に応じてできることはあります。大切なのは、医学的な情報を整理したうえで、ご家庭が納得して選択できることです。
当院では、診察の中で必要な評価を行い、結果に基づいて説明し、治療や発達サポートを選択肢として提示します。そのうえで、どのように進めるかは、ご家庭で検討していただく方針です。
赤ちゃんの成長は短い期間で大きく変化します。その時間を、ご家庭にとって納得できる形で過ごせるよう、頭の形だけでなく、体の使い方や発達の面も含めて診療を行っていきます。
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