プロモメットについて

あかちゃんの頭の形は様々な要因で変形が起きます、向き癖による斜頭や短頭などがその代表的なものです。 以前は、絶壁頭など頭の変形の治療方法は無く、成長にともなう自然緩和を期待していました。

しかし、近年では重度な変形を残して成長させることは、その後運動や言語発達が遅れるリスク、社会生活でコンプレックスをもつことがあると学術的に発表されています。現在アメリカでは、その様な時にヘルメット治療が導入され効果をあげています。

近年日本でもその治療方法が導入され、弊社はその先駆けとして医師と共にアメリカで研修し技術を習得。2011年より国立成育医療研究センターで約450症例の臨床経験を積んでまいりました。

今まではアメリカから輸入されたヘルメットを調整し、あかちゃんに最適な状態を維持できるようにお手伝いしてまいりましたが、この度株式会社山口補装具が独自に製作・適合・調整できる体制になり、よりレスポンス良く製品、技術の提供が可能になりました。

ヘルメットに求められること

1つで完結するような構造

成長にともなって頭が大きくなります。成長に対応できるようにヘルメットは2分割構造になっています。

調整しやすい素材

頭の形が改善されるたびに、大きさや形を調整する必要があります。熱によって形を変え易い素材を使っています。

清潔に使えるように

赤ちゃんは多くの汗をかきます。
汗かきの子、肌が弱い子もトラブル無くかぶれるように、ヘルメット上部の穴の大きさを変えたり、通気のためにあけている通気孔の数や位置を変えたりすることができます*1。

プロモメットはミシガン頭蓋形状矯正ヘルメットと同様、汗がヘルメットのクッション材に滲み込みにくい素材を使用しており、中性洗剤を使用した丸洗いやアルコール消毒も可能てす。

また治療用装具でありながら、ヘルメット本体の柄とバンドの柄（日本製、フランス製）をそれぞれ選ぶことができます。

ひとつひとつ義肢装具士が丹精込めて作成するため手間がかかりますが、赤ちゃんひとりひとりの個性に合わせたフルオーダーメイドのヘルメットを作成することができます。

ヘルメットの柄
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