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「赤ちゃんの頭のかたち、少し気になるかも」
そんな時に、ぜひ知っておいてほしいことがあります。
赤ちゃんの頭のかたちは、生まれ持った骨格や、寝るときの姿勢など、さまざまな要素が重なって形づくられます。
最近では、「ヘルメット治療」という方法で、頭のかたちのバランスを整えることができるようになりました。
一方で、
「ヘルメットで頭を締め付けているのでは?」
「脳や成長に悪い影響があるのでは?」
といった不安の声があることも事実です。
実際に、ヘルメット治療中のお子さんが乳児健診で「頭囲成長のスピードが落ちているが、ヘルメットの影響ではないか」と言われ、不安になってしまったというご相談を受けたこともありました。
このブログでは、こうした心配がなぜ生まれるのか、そして私たち形成外科医がどんな思いで治療に取り組んでいるかをお伝えしたいと思います。
ヘルメットで頭をギュッと締めつけて、無理に形を変える
締めつけるのではなく、空間を作って自然な成長を導く治療
ポイントは、「締めつける」ではなく「誘導する」ことです。
赤ちゃんの頭はまだやわらかく、成長する力をうまく活かして、バランスのよい形に近づけていきます。治療中も、頭の大きさ(頭囲)はきちんと成長していきますので、ご安心ください。
昔は、頭のかたちを治療するといえば、
また、他の乳児医療の現場では、
といった事例も知られています。
さらに、保護者の方自身が「歯科矯正が痛かった」という経験をお持ちの場合、
「矯正=強力に圧迫して形を変えるもの」というイメージを持ってしまうこともあります。
でも、現在の乳児用ヘルメット治療は、まったく違う考え方に基づいています。
扁平になった部分は、常に頭の重みを受けて成長が抑制されている場所です。
ヘルメット治療は、その成長を妨げないよう「除圧」して、自然な成長を誘導するリハビリテーション的な考え方に近いものです。
ちなみに、
2018年に成育医療センター形成外科チームとメディカルユーアンドエイ社(現グンゼメディカル社)が日本で初めて米国製ヘルメットの認可を受ける際、最初は「誘導ヘルメット」という名前で申請していました。
しかし、厚労省(PMDA)から「これだけ形が良くなっているなら“矯正”と名乗っていいのでは」と助言を受け、「矯正ヘルメット」という名称になったという経緯があります。
「誘導」でも「矯正」でも、製品自体は同じであり、原理や効果に違いはありません。
具体的な研究結果もあります。
つまり、適切な管理下で治療を受けていれば、ヘルメットが頭や脳の成長を止めることはありません。
実際、当院でも、
を毎回計測し、数値とグラフを保護者と共有しています。
成長に異常があれば、健診よりも早く気づける体制を整えています。
(実際に、頭囲が大きくなりすぎたケースを早期発見できたこともありました。)
形成外科は、体の「かたち」と「皮ふ」の専門家です。
普段から、こんな治療を行っています。
これらの治療を支えるために、
までを広く学んでいます。
だからこそ、ヘルメット治療でも、
を大切にしています。
私たちは、
「頭のかたちを治すために、赤ちゃんの健康を損なってはいけない」
という思いを、何より大切にしています。
赤ちゃんの未来のために、
ご家族と一緒に考え、寄り添いながら、その子にとって最善の治療を届けていきます。
どんな小さなことでも、不安なことがあれば、どうぞ気軽にご相談くださいね。
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