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こんにちは。赤ちゃんのあたまのかたちクリニック院長の高松です。
乳幼児突然死症候群の予防を目的に仰向け寝の推進を始めたのは米国ですが、それでも米国では毎年3600人の乳児が睡眠中に亡くなっています。
最近、米国でリコールの対象となった乳児用寝具やピロー型製品が、日本の通販サイトからも販売、購入可能であることを知りました。米国消費者製品安全委員会(CPSC)やConsumer Reportsの調査によると、乳児の睡眠中に窒息の危険がある構造の製品が、いくつも販売停止や回収の対象となっています。
https://www.consumerreports.org/babies-kids/child-safety/dangerous-infant-sleep-products-a9207359649
※ブラウザの翻訳機能で日本語に翻訳して読むことができます
これらの商品のなかには、寝具であるにもかかわらず「赤ちゃんが寝ている時は使用しないでください」という注意書きをつけることによって販売禁止の抜け道をすり抜けているものまであります。
委員は強い表現で、これらの製品の使用をやめるように注意喚起しています。
乳児用サポートクッション(ヘッドポジショナー枕)、授乳クッション、乳児用睡眠製品、乳児用傾斜式スリーパー(10度を超える傾斜睡眠面の禁止)、ベビーベッド用バンパー、ロッキングチェアなど其々の安全基準が確認できます。
もちろん、これらはあくまで米国基準での安全規制であり、日本で製造・仕入・販売されているすべての商品が危険というわけではありません。ただし、国境を越えて流通するネット販売では、安全基準や使用方法の条件が十分に伝わらないまま購入されることがあり、注意が必要です。不幸にして事故が起きたとしても、使用方法を遵守しなかった保護者の責任とされてしまうリスクがあります。
日本ではもともと仰向け寝の習慣があり、「寝るときは仰向け」が定着しています。これはSIDS(乳幼児突然死症候群)の予防として非常に重要です。一方で、そのメッセージが強すぎるあまりに、「起きているときも仰向けが安心」という誤解が生じ、結果として頭の形の偏りや運動発達の遅れにつながることがあります。
本来、寝具は「寝るときの安全」を守るためのものであり、日中の動きすなわち発達の機会まで制限するものではありません。マットやポジショナー、うつ伏せ姿勢、それら自体が問題なのではなく、動きを長時間制限して運動発達を抑制してしまう環境が問題です。 ポジショナーによって頭の形を良くするという販売サイト上の口コミには、責任がともなっているのかよく考えていただく必要があります。
日本では、出生直後に母親の胸の上に抱っこするカンガルーケアと、タミータイム(うつ伏せ遊び)のあいだが空白になりがち、という指摘があります。タミータイムを始めるのは「首がすわってから」と誤解されることがありますが、米国では産院からの退院直後から開始し、生後1.5〜2か月ころまでには1日合計30分を目標にできるよう指導されています。一方、当院を受診されるお子さんで、その時期にそれほどできるお子さんは滅多にいません。一度もうつ伏せにしたことがないという保護者の方さえいます。
当院では、「うつ伏せ起き(=起きているときはうつ伏せで遊ぶ)」という表現で、日中の活動時間を意識していただくようお伝えしています。その第一歩がタミータイムです。うつ伏せの姿勢で赤ちゃんが自分の意思で首の向きを自由にコントロールできるようになると寝ている時の安全につながりますし、その後の寝返り・ずり這い、ハイハイなどの動きの基礎となるものです。もちろん、後頭部の扁平悪化の予防に非常に重要です。
うつ伏せにするのが怖い、うつ伏せが嫌い、すぐに泣いてしまって上手くできない、うつ伏せにすると身体が偏ってしまう、などお家で試してみても上手くいかないときは、どうぞ受診してください。理学療法士がお手伝いします。できるだけ早期のサポートがよりよい効果につながるというガイドラインがあります。(2)
日本には、米国のように乳児用寝具全体を包含する一元的な法的安全基準はまだ十分に整っていないようです。
経済産業省:お子様のおもちゃ・ベビーベッドを購入する際は「子供PSCマーク」をご確認ください!(PDF形式:1,200KB)PDFファイル
現時点では忌避されるべき製品・構造、逆に推奨される製品等が明確に定義できる状況にないのが残念です。
日本では、乳児用寝具・頭部形成枕・マットレスに関し、「寝る姿勢・頭蓋変形・発達」を意識した全国統一の製品基準や義務規格は整備途上です。だからこそ、医療者・メーカー・保護者が垣根を越えて協力し、リコール情報や海外基準の動向を共有しながら、より安全で発達にやさしい環境づくりを進めていきましょう。
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