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今年のゴールデンウィークはとっても暑かったですね。
地球温暖化の影響かどうか分かりませんが、夏日の到来が年々早くなっているようです。
ヘルメットをかぶってくれる赤ちゃんも沢山汗をかいて大変です。お世話をする保護者の方も頻繁に汗を拭いてあげる機会が増えてもうへとへとだと思います。
暑くなるからヘルメットは涼しくなる秋まで待って、と悠長に過ごしていたら頭の形を治せる治療適齢期を過ぎてしまうしどうしよう、と悩みは尽きません。
ヘルメット療法に向いているとは決して言えないシーズンに突入してしまいましたが、ヘルメット療法をあしかけ14年もやっていると いろいろな対策情報が集まってきます。そこで、今現役で頑張っている赤ちゃんとそのご両親の皆様のためにいくつか暑さ対策をご紹介いたします。
当たり前の情報で申し訳ないのですが、熱中症の予防のためにも躊躇なく使ってください。
赤ちゃんは大人よりずっと体温が高く、大人が快適だと思う環境ではかなり暑いと思っています。
薄着にして、大人が薄手の長袖を着てちょうどいいと思うぐらいの室温が適切です。
ちなみにクリニックでは1年を通じて、エアコンディショナーの設定を23度にしています。(これまで診療してきた経験から落ち着いてきた、あくまで設定温度です。実際の室温は、ご家庭の部屋の広さや機械の条件によって違うと思いますので、ご注意ください)
室温を適切に保てない環境、例えばお出かけ中は赤ちゃんにとって辛い環境です。お出かけ中もヘルメットを装着して、フルタイムの装着を目指したいのですが、外は暑くて蒸し蒸し…本当に悩みますね。
ベビーカーはここ数年の猛暑でどんどん進化していて、背中がひんやりするマット付き、背中がメッシュになっているものなど、工夫を凝らされているものが沢山あります。積極的に使いましょう。
そして、再診に来てくれるベビーカーに必ずといっていいほど着いているのがUSB扇風機です。風量も強すぎず、クリップで固定できるので、場所や時間を選ばず快適な風を送ってくれます。
当院で取り扱っているヘルメットであるプロモメット®(山口舗装具社)やリモベビー®(グンゼメディカル社)は、通気孔の密度が選べます(低密度・中密度・高密度)。密度が高いほど通気孔の数が多くなり、孔自体のサイズも大きい物ほど風が頭皮に届くようです。当院では、年間を通じて穴の数が多いヘルメットが人気です。
後頭部を丸く出す目的でヘルメットを装着してあお向けで寝ると、頭の位置が高くなり、月齢の小さいお子さんでは首への負担が心配です。また、顔が前傾して喉がつまった感じになり息苦しそうにしているお子さんもいます。
そのせいか、ヘルメットが上にずれて脱げてしまうというお話もよくうかがいます。
そのため、これまでドーナツ枕を使っていたお子さんにも、ヘルメット開始時にはやめてもらっています。
一般に市販されているクール枕は、大人にとっては夏の安眠神アイテムですが、赤ちゃんにとっては高さが合わなくて使いにくいでしょう。
でも、とある女医ママさんから教えていただいた情報で「寝汗が止まった!」というお話をうかがいましたので、ここでご紹介しておきます。
それは、100均ショップ等で市販されている、冷やしても固まらないクールピローです。手元にあるのは 17cm x 25cmx 0.5cm の大きさで、優れているのはその厚み!
固まらないから中央を押し付けると厚さ0mmになり、高さの負担がなくなります。ヘルメットをしていることと、ジェルの量が少ないため、冷えすぎることも無いようです。窒息の危険を避けるため、シーツの下に入れてください。
乳児頭蓋変形を手術以外で矯正するには、お首が座ってから大泉門が閉じるまでの間が勝負です。暑さや湿気を避けたいところですが、クールアイテムを使って適齢期を逃さないよう適切な時期に専門医に相談してください。
最後に、こんな対策が赤ちゃんにとっても効果的だった、という経験談があれば、ご来院時に是非ご披露をお願いします。
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