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ヘルメット治療が一般的になってきて、街中で見かけることも増えてきたように思います。
その一方で、「ヘルメットをしているとこうなる」といった、驚くような新しいご質問をいただくこともあります。
今回は、初めて歯医者さんに行った際に「この子、口呼吸ですね。ヘルメットをしている子はよく見かけますが、口呼吸が多いですよ」と言われたというご相談を受けました。
このご指摘を受けて、「ヘルメットが原因で口呼吸になるのか?」と不安に思われるのは当然のことと思います。
しかし、結論から申し上げると、ヘルメット治療が口呼吸を引き起こすという医学的根拠は、現時点(2025年)では存在していません。
・国内外の医学論文を検索しても、ヘルメット治療と口呼吸との因果関係を示す信頼性のある研究は見つかっていません。
・ヘルメットは頭部に装着するものであり、鼻腔や口腔、上気道を直接圧迫する構造にはなっていません。
実際には、以下のような背景から誤解が生じている可能性があります:
・ヘルメット治療を受けるお子さんの中には、筋緊張が低い、舌の位置が安定しない、体幹の使い方に特徴があるなど、もともと呼吸や姿勢に影響する要素を持っている子がいます。
・たまたまそういったお子さんが口呼吸傾向を示していたことで、因果関係があるように見えてしまった可能性があります。
「ヘルメットをしているから口呼吸になる」と断定することはできません。
むしろ、口呼吸や開口傾向が見られる場合には、耳鼻科や小児科、歯科・口腔外科、理学療法士などと連携して個別に評価することが大切です。
ヘルメット治療が本来の目的である整容的・形態的な頭蓋修正以外の課題に与える影響については、必要に応じて分野ごとに専門家と協力しながら、赤ちゃんの成長を支えていくべきと考えています。
【保護者の方へ】
「口が開いているように見える」「舌が前に出ている」など、気になることがあれば、どうかご遠慮なくご相談ください。
必要に応じて、評価や専門医へのご紹介も行っています。安心して治療を受けていただけるよう、私たちも常に最新の情報をもとに対応しています。
※本記事は、2025年4月時点での医療知見に基づき、院長が実際に受けたご相談とこれまでの臨床経験をもとに構成されています。
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火曜日は理学療法士による発達支援を含む初診ですので、費用がことなります。詳細は治療費のページをご覧ください。