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ここ数年、「赤ちゃんの頭のかたち」が注目され、頭蓋矯正ヘルメットを扱う外来が全国に広がってきました。
インターネットやSNSでも、頭のかたちを整える治療が広く知られるようになっています。それ自体は、とても喜ばしいことです。
でも、その一方で私たちは感じています。
「発達をていねいに見つめる視点」は、まだ社会に十分に広がっていないのではないかと。
赤ちゃんの頭の形が気になって外来を受診された方の中には、実は姿勢に左右差があったり、うつぶせや寝返りが極端に苦手だったり、抱っこをしていても体がぐにゃぐにゃ、あるいは反り返る。といった「動きの特徴」や「筋肉の使い方のくせ」が見つかることがあります。
こうした特徴は、いずれ「座る」「立つ」「歩く」「話す」といった発達にも影響する可能性があります。だからこそ、「見た目の異変」だけで終わらせず、「発達の質」に目を向けることが大切なのです。
海外では、早期発達サポートはあたりまえ。
Collett先生達の研究のように、海外では変形性斜頭とその後の発達を数年単位で丁寧に追いかける研究が行われています。
彼らの結論は、こうです。
「多くの子は平均的に成長するが、一部には軽度な発達の差異が残ることがある。 だからこそ、乳児期の段階で気づきを与えられる環境が重要である。」
つまり、「問題がある子を見つけるため」ではなく、「すべての赤ちゃんがのびのび育つように支えるため」に神経運動発達外来があるのです。
アメリカやオーストラリアやオランダなどでは、変形性斜頭のある赤ちゃんに対して、まず理学療法を受けて運動発達を整えることが重視されており、それを経なければヘルメット治療に進めない場合もあるほどです。
「発達外来」と聞くと、ハードルが高く感じる方もいるかもしれません。
けれど、私たちがめざすのは、「ちょっと気になる」を安心して相談できる場。赤ちゃんの“その子らしさ”を一緒に見つける場。専門職と保護者が対話しながら未来を支える場です。
発達に、遅すぎる相談はありません。
逆に早すぎたかなと思っても、見てもらって損はありません。
赤ちゃんの発達は、病気のように「診断がつく」ものばかりではありません。
でも、ちょっとした動き方の違いや、育てにくさの背景に発達のサポートニーズが隠れていることもあるのです。
おじいちゃんやおばあちゃん、パパやママがこれまで受けてきた健康保険のしくみは、「何か困ったことが起きてから治療する」という考え方が基本でした。でも、これからの時代を生きる赤ちゃんたちには、「困る前に気づいてあげて、そっと支える」そんな視点が大切です。そして、発達外来がその入り口になれたなら、私たちはそれ以上にうれしいことはありません。
「頭のかたちのことだけで来たけど、相談してよかった」
「うちの子の らしさ を一緒に見てくれる場所があるって安心です」
そんな声を、もっともっと増やしていきたい。
そのために、私たちは今日も、赤ちゃん一人ひとりと向き合っています。
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火曜日は理学療法士による発達支援を含む初診ですので、費用がことなります。詳細は治療費のページをご覧ください。