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こんにちは、赤ちゃんのあたまのかたちクリニック院長の高松亜子です。
前回は「初めてのタミータイム」についてお話ししました。
「タミータイム」と聞くと、床の上に赤ちゃんをうつ伏せにして、頑張って頭を持ち上げてもらう練習をイメージする方も多いかもしれませんが、生後1〜2か月の赤ちゃんにとっては、床でのうつ伏せだけがタミータイムではありません。
この時期はまだ首の力も弱く、頭も大きいため、床の上ではうまく顔を上げられないことがあります。無理に頑張らせるよりも、赤ちゃんが取り組みやすい姿勢から少しずつ経験を増やしていくことが大切です。
保護者が少し背もたれにもたれ、赤ちゃんを胸の上にうつ伏せで抱きます。顔を近づけて声をかけると、赤ちゃんは声や顔を探して少しずつ頭を持ち上げようとします。
床よりも傾斜があるため、まだ首の力が弱い赤ちゃんでも始めやすい方法です。
詳しくは前回のブログをご確認ください
赤ちゃんが自分の胸やおなかで体重を受け止めることに少し慣れてきたら、赤ちゃんを保護者の太ももの上にうつ伏せにする方法もあります。
胸や肩を軽く支えてあげると、頭を持ち上げやすくなります。左右どちらかばかり向いている場合には、声をかける位置を変えて、反対側にも興味が向くようにしてみます。
頭を手で無理に反対側へ向けることではありません。海外では、首の筋肉を傷めてしまったという報告もあります。
赤ちゃん自身が「そちらを見てみよう」と思える環境をつくることが大切です。
生後2か月頃までは、横向きの姿勢もよい練習になります。
横向きになることで、いつも床についている後頭部への圧を減らすことができ、左右の手を体の前で合わせる経験にもつながります。
いつも右ばかり向いている赤ちゃんなら、仰向けからうつ伏せにする途中で左側を下にした横向きで少し過ごすなど、普段とは違う姿勢も短時間取り入れてみましょう。
ただし、横向きも必ず大人がそばで見ている、起きている時間の遊びとして行います。
もし横向きサポート枕の使用するならば、窒息しないように決して目を離さないで下さい。(横向き枕を推奨しているわけではありません)
生後1〜2か月になると、少しずつ床の上でも頭を持ち上げられるようになってきます。
最初から長時間行う必要はありません。数十秒でも構いませんので、赤ちゃんが機嫌のよい時間に、毎日、1日に何回か繰り返します。
うまくできないときは、胸の下に小さく丸めたタオルを入れるなど、少し姿勢を助けてあげる方法もあります。
「何分できたか」よりも、
といった点を見ることのほうが重要です。
タミータイムは「首を鍛える練習」だけではありません
タミータイムの目的は、単に首を早くすわらせることではありません。
仰向けとは違う姿勢を経験することで、首、肩、背中、腕などを使い、左右を見たり、手を伸ばしたりする運動の基礎をつくっていきます。
向きぐせがある赤ちゃんでは、いつも同じ姿勢だけで過ごしていると、頭の形だけでなく、首や肩の動きや手脚の使い方にも左右差が生じることがあります。向きぐせと頭の変形、首肩の動き、寝返りなどの左右差まで一連の反応として影響しています。
そのため、生後2か月頃までは、
「床でうつ伏せを何分するか」ではなく、いろいろな姿勢を経験して、左右どちらにも動きやすい体をつくっていくことを意識してみてください。
なお、タミータイムは赤ちゃんが起きていて、大人が見守っている時間に行います。睡眠時は仰向けが基本です。
次回は、「タミータイムをしているのに、なぜ向きぐせが残るの?」というテーマで、ホームケアでよくなる場合と、専門的な評価や介入を考えたほうがよい場合についてお話しします。
嫌がってタミータイムができない、うまくできない、やり方がわからないという場合は理学療法士が個別にお教えしています。 理学療法士による発達サポートをご予約ください。
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