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寒い日が続き、赤ちゃんもママもパパもそして当院のスタッフも何名か咳やのどの痛み、腹痛、吐き気、発熱を訴える方がちらほらと。私も乾燥から喉が痛くなったり、かすれたりすることもありますが、何とか持ちこたえながらクリニックを閉鎖することがないよう衛生管理を徹底しております。
今日は改めてむきぐせに対する治療の必要性とヘルメット療法の効果について考えてみたいと思います。
乳児期における頭蓋形態の変化について、多くの親御さんが関心を寄せています。赤ちゃんの頭の形は、出生時の分娩過程やその後の日常的な姿勢、体位などの影響を受けながら発育します。ここでは、特にヘルメット療法について、そして、むきぐせ(頭部の偏位)が頭蓋形態に与える影響と、それに対する治療法についてお話しします。
ヘルメット療法は、頭蓋変形症(例:斜頭症や短頭症)に対する非侵襲的治療法の一つです。この療法では、特殊な装具(ヘルメット)を用いて頭部の成長の方向を制御し、形態を矯正します。乳児の頭蓋骨は柔軟性が高く、成長期における頭蓋の形状変化を利用して治療を進める点が特徴です。臨床的には、生後4~6か月の時期に治療を開始し、ヘルメットのサイズアウトまたは1歳児になり自我が芽生えて自分でヘルメットを外してしまうくらいまでに終了するのが最も効果的であるとされています。
この時期は大泉門も開いており、頭蓋骨の成長速度が速く、矯正効果が高いためです。
ヘルメットで頭の形が早期に治っても、むきぐせが治っていないお子さんでは親御さんがリバウンドを怖がっていつまでもヘルメットを卒業できません。
むきぐせとは、赤ちゃんが一方向を好んで向く習慣のことを指し、これが長期間続くと頭蓋形態の非対称性を引き起こす可能性があります。この状態を放置すると、将来的な頭蓋形態の不均衡や体幹の正中軸獲得の未熟からくる機能的な問題につながるリスクがあります。
むきぐせの改善には、以下のような方法が有効です。
むきぐせの治療は、生後1〜2か月頃から開始し、遅くとも赤ちゃんがつかまり立ちをするまでの期間(おおよそ生後9〜10か月頃)に終了させることが理想的です。この時期は神経・筋肉や骨格の成熟スピードが大きいため、改善の効果が出やすいためです。
ヘルメット療法やむきぐせの改善において、家族の協力は不可欠です。ママ、パパだけでなくご家族が治療に積極的に関わることで、治療効果が向上することが研究から示唆されています。当院では、親御さんに向けた具体的な指導を行い、家庭環境で実践できるケア方法を提案しています。また、治療経過を定期的に評価し、個々の症例に応じた最適な介入方法を追求しています。
乳児期における頭蓋形態の変化に関する理解を深めることで、早期介入の重要性が明らかになります。頭の形やむきぐせに関する懸念がある場合は、医療機関への相談をお勧めします。
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